哲学 心理学

『「特に」語学に効く心理学 おとなの学習 自己チュー宣言!』

ISBN:978-4757414396

☆☆☆☆

コツコツできません、三日坊主ばかりです。何の役に立つのか・・・と思うとやる気が失せます。英語は話せたら嬉しいけど、TOEICの勉強はいやだーっ

↑私が相談するとしたら、こんな感じ。そして、似たような相談がたくさん寄せられてました。そして、なるほど~といい気になったのは、

「お勉強」と思うと、いやだけど、昔の中国の文人が働きもせず詩作に耽ったかのように、私も英語というご趣味を嗜んでいると思えばよいというもの。

いいな、それ! お勉強、試験勉強と思うとやらされてるかのように思いたくなる。や、もうオトナだからもちろん自主的にやろうと思ってるんだけど。
でも、もう一歩傲慢に。

趣味なら、三日やって、一日休んでも、別にいいよねぇ~♪

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『「狂い」の構造』春日武彦・平山夢明

ISBN: 978-4594054632 2007年 扶桑社

☆☆☆★

精神科医、春日武彦と作家、平山夢明(・・・なんと言うのか、未読なので失礼)の対談。

タイトルに「構造」とあるので、学術っぽいのかと思ったら、言いたい放題、ノリノリ放談でした。フツウじゃない、とか、あの人へんだよね、とか実際に起こった事件や人物を肴に、ずけずけ楽しくお話してます。ああいうのは治らないよ、とか(精神科医が言うと、治らないのか!とガッカリだ・・・)。本当に言いたい放題。

弱ってるときに読むと、楽しくなさそう。自分も元気なときは「・・・コワイ」と思いつつ楽しく読める1冊です。

とにかく、部屋が汚いのはダメダメの始まりだそうですから、落ち気味だなと思ったらまず「部屋を掃除!」ですって。分かる気がする。
自分がダメっぽく感じたら、部屋を掃除です。

あと、すべての精神的な問題は「面倒くさい」が大きな要因じゃないかってことも言ってて、サービス業のはしくれにいる私にはとても納得。自分勝手な人が多いし、そういうのって面倒だからか言うのかもなぁと。どんな些細なことでも、自分が優位に立ちたい人のことを春日氏が「王様病」って言ってるのに、ウンウン頷いてしまった。

これからは訳の分からない人は「病気だ・・・」と思っていちいち腹を立てないことにしておこう・・・かな。

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『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人』香山リカ

ISBN:4-344-98003-4 2006年 幻冬舎(幻冬舎新書4)

☆☆

ハマる、ハマらないかは個別すぎてタイトル先行だった。

香山さんは、これが本当だともいんちきだとも言うわけではなく、スピリチュアルブームについて、どういう社会、どういう流れがあって、かつ、どのような人々がスピリチュアル的なものを肯定して いるのか?との考察をしています。

なかでも人気の江原啓之氏については多く言及しています。 拝み屋だの、霊媒師だのといわれると拒否反応があっても、「スピリチュアル・カウンセラー」というとマイルドに。

精神医学では、コドモがある時期、ぶいぐるみとかタオルなどに執着するのを「移行対象」と言って、そしてオトナになってもぬいぐるみに愛着を持つのは、この守られていたいという願望の表れだと考えるそうです。
で、江原氏がまさに「トトロ」のように、丸くて優しくて、中性的なイメージなのも、受け入れられやすい要因になっていると。

彼はそんな柔らかな物腰で恋愛や人生相談をしているが、それは本当にしたいことへの布石というか、表向き、宣伝活動らしい。
本当は、物欲にからんだ話ではなく、魂の話からそれをより良き社会するために、おのおのどうすればいいのか、という話をしたいのだという。へえ。

しかし、江原ファンだという(多くは女性)ほとんどは、江原氏の社会的発言はスルーで、「私の恋愛どうなるの?」「私が幸せになるにはどうしたら?」といつまでも聞き続けているとの指摘です。

で、香山さんの筆は、内的世界「私」の幸せだけを願う人々とは?という考察へと流れます。

自我が脆弱になっている(らしいです)ところへ、それはあなたのせいじゃなく、前世の問題だ、とか、起こっていることすべてがあなたのための出来事だ、とか言われるとツライことに耐えなくても良いと思え、それが気持ちいいからスピリチュアルなものが広く受け入れられている土壌なのだということでした。

そんなに自分本位なのか、いまは! 反省しておきたい点です。

オウムの反動で、一時はこういうものは排除された感じでしたが、最近は疑うものとしてじゃなく、見えないものを受け入れることこそ評価される態度だという風潮です。科学で証明されないから、ないものだということもできないだろう、と。

科学者が世界をどれだけ見つけたのか・・・? 私はまだほんの少しだろうと(無責任に)想像しているので、もしかしたら霊だのオーラだのを数字で計ることができるようになるかもしれません。というか、科学的なモノサシではないモノサシが登場して、世界の見方を変える日が来るかもしれません。

と、思っているとちょっと楽しい。

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『知ることより考えること』池田晶子

ISBN : 4-10-400108-2

☆☆☆

日常の言葉で哲学を語る哲学者ということだが、短いコラムのなかでは「言い切り」型が多くて、続けてよむと面白味がないうえに、イライラさえ感じてしまう。短い文って難しい。

論調が硬いというか・・・青年の主張のよう。すべてこの世界は、自分のなかにしかない、とか、花が咲くのも自分が生きて存在していることも神秘ではないか、というのとか、そうだよねと思うのに、他人を跳ねのけるような物言いをするのが、好きじゃなかった。

あと、彼女の実体験から生まれた考えなのだろうけれども、あまりにコラムの字数制約があって、全然そのあたりが書かれていないのも、つまらない一因だと推測されます。

本当の哲学は、あたまじゃなく、全身、五感、すべてから生まれるものでしょう。

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